小平奈緒選手を「相沢病院」が大学卒業後から職員として受け入れ。

2018年02月20日

こんばんはlosです。

先日、平昌オリンピックスピードスケート500mで金メダルを取った小平選手。

周りではかなりの取材攻勢もあるみたいですが、

留学先のオランダのテレビ局がインタビューしたときに通訳も介せず

オランダ語で受け応えている姿は「凄い！」の一言です。

他にもライバルであり友人でもある李相花（イ・サンファ）選手とは

韓国語で話すというし、他にも英語もできるという事らしいです（驚）

日本語・英語・オランダ語・韓国語のクワッドリンガル（又はマルチリンガルか）

という語学の才能もある小平奈緒選手ですが、所属も一風変わっていますね。

現在の所属は「相沢病院」。

なんで病院に所属することになったのかも彼女の人となりを知る一助になります。

という事で何故小平選手は地元の相沢病院に所属になったのか？

を調べてみました。

小平奈緒選手を「相沢病院」が大学卒業後から職員として受け入れ。

小平選手は2009年春、信州大の卒業式が終わっても就職先は決まらず、企業訪問を続けていた。

就職先の条件は、恩師である結城匡啓（まさひろ）コーチ（５２）、

彼の指導を長野県内で受け続けさせてくれる企業が条件だったそうです。

ですが当時はリーマンショック後の不況に多くの企業は苦しんでいたので、

この条件を受け入れてくれる所はなかったみたいです。

その時に最後に望みを託したのが、大学時代に治療を受けた相沢病院だったそう。

「なんとかなりませんか？」と小平選手と結城コーチは、

相沢孝夫理事長（７０）にそう懇願したらしいです。

当時相沢病院ではスポーツ選手の受け入れという前例はなかったが、

相沢理事長は、

「頑張ろうとしている若者を地元が支えるのは当然」と思ったそうです。

そう思ったのも理事長自身が実家の病院を継ぐために、

米国留学したいという夢を諦めざるを得なかったという経験があったからだそうです。

こちらが相沢理事長

「長野の人が長野で五輪を目指したいと言っているのに、どうして長野の企業はできないの？みんなができないなら僕がやるよと」と振り返るのは相沢孝夫理事長だ。「一流になることは期待していなかった。（周囲からは）広告価値がって言われるけど、相沢病院の名前が出たからって患者さんが来るわけじゃない」。初対面にして小平は、下心なしにその姿勢を支えたいと思える人だった。

記事引用：デイリースポーツ

相沢理事長の快い申し出を受けて直ぐに、小平選手は喜んで就職を決めたのです。

病院ですから元々スケート部は無かった。なので、

小平選手の所属は「スポーツ障害予防治療センター」になったそう。

という事で小平選手は所属先が相沢病院になったそうです。

相沢病院の相沢理事長はとても地元に貢献しようという心をお持ちなんですね。

もし職員たちからそれで不満の声が来たら、

「私がもらっている給料を半分にすればいい」

とおっしゃった位男気のある方のようです。

幸いにもそういった不満もないそうで、それもこれも、

“小平選手と相沢理事長の日頃の人格の賜物。”

と言っても差し支えないのではないでしょうか？