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こんにちは。

何故か韓国とのコラボで始まった日本テレビ系列のドラマ『擬装不倫』

原作は「東京タラレバ娘」などで人気の東村アキコさんの作品で、私は「擬装不倫」自体は原作を読んでいるため、毎週楽しみに観ています。

ドラマとしては運良く（？）コラボした韓国との関係を日本国内に置き換えて作った（ひょっとしたら制作費の都合かもしれませんが）のも良いタイミングでしたね。

と言う事で、『擬装不倫』の第８話の感想を書いて行きたいと思います。

ドラマ『擬装不倫』第8話の視聴率は10.9％と、途中一桁台に視聴率が落ち込んでいたのですが、第７話から何とか少しずつ盛り返してきてはいるようです。

これはドラマも終盤に差し掛かり、結末が気になりだした方々がいるのではないか？と思わること、何となくですがひょっとしたら原作を知っていて日韓共催の形じゃないことを知ったファンの方が見るようになったとか、そんなこともあるかもしれないなと思ったりもしています。

ただ、何度も言っているように、ドラマとは言え“不倫”というものに拒否反応を示している人が少なくないのではないか？と思うので極端に数字が伸びることも無いのだろうなと言う事も思っています。

まあ何度も言っていますが、数年前のベッキーさんから始まった、

からの影響なのか、ちょっとした嘘から始まった鍾子の純愛不倫（？）とは違い、前述したとおり、姉の葉子が“擬装”でないホンモノの『不倫』をしていることによる嫌悪感的なものが視聴率の伸び悩む原因としてやっぱりあるんじゃないのかな？とも思えますね。

だってそういう所、真面目な日本人ならあり得るんじゃないかな？って思うのですよね。
この先も最終回までは何となくこの数字近辺で推移するような、そんな気がします。

灯里は丈の様子からおかしい事を感じとり、病院に出向き担当医の一之瀬から丈の脳腫瘍のことを聞いてしまっていた。

丈は助かる方法は手術しかないが、その手術には結構なリスクがあり、高い確率で命の危険もともなうと聞かされる。

そして病気の事を知った丈は最後に恋がしたいと考えたが、自分が死んだあとのことを考えてあえて帰る場所のある人妻という立場の鐘子を選んだのだと聞かされる。

ショックを受けた灯里が自分の店に戻ると丈は写真を撮りに行ってくるとメモを残し出かけていた。

そんな時、灯里は丈が置いて行った携帯に鐘子からのメッセージが届いたのを見てしまう。



“私、本当は独身なんだ”とメッセージを送った鐘子。

灯里が見たためについた既読だが、それに気付かない鍾子は返信がこなくて落ち込む。

しかし、既読になったのは実は丈の姉・灯里が見たからであり、灯里はそのメッセージを見て丈は騙されていると考えてメッセージをつい削除してしまう。

返事が来なくて落ち込む鐘子から事情を聞いた親友のまさ子は、もしかしたら丈はとんでもない遊び人なのではないかと言い出す。
鐘子は様々な想像を巡らせて悶々としていたが、そんな時にそこに風太と偶然会ってしまう。

鐘子は風太とお茶をしながら、つい自分が既婚者だと嘘をついて恋をしていたことを告白して涙する。

風太に、「どうしてそんなウソをついたのか？」と尋ねられ、つい鐘子は考えなしに、「お姉ちゃんの結婚指輪がポケットに入っていて」と話してしまう。


しかし真実を知った風太は、でも僕たちは愛し合っていると鍾子に話し、無理をして笑顔をつくる。
鍾子は風太に指輪の事を聞かれ、彼は『好き』という表現のために指輪をくれたんじゃないの？彼が言ってくれた、『好き』は嘘だったと思うのか？と問われ、その言葉に自分に自信が持てない鍾子は戸惑ってしまう。

その夜、仕事から帰ってきて葉子は今やっている仕事がひと段落したら子どもを作ろうと夫である賢治にプレッシャーをかけられていた。

あいまいに返事をした後賢治はお風呂に入りに行ってしまう。

その直後、風太から会おうと葉子の元へメッセージが来る。

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その日、賢治には仕事で遅くなりそうだと嘘をついて、風太に会いに行ってしまう。

風太と待ち合わせ場所で会うと、その時気が付くと道の反対側から賢治が2人を見つめていた。

その姿に葉子が驚いて、風太には急用を思い出したと言ってその場を去り、賢治を追いかけるが見失ってしまうのだった。
葉子は先に家に帰り、賢治の帰りを待っていた。

すると賢治は笑顔で帰宅。葉子の好物のミルフィーユまで買って帰ってきた。
葉子がさっき見ていたことを知っているから、「なぜ聞かないの？」と問うと、「だって認めたくないだろう、自分の奥さんが不倫しているだなんて！」と怒鳴り、部屋を出て行ってしまうのだった。


葉子は鐘子の部屋に行き、賢治は不倫に気づいていたことを話した。

そして、風太にも電話で謝ったことを話す。風太は電話越しに、葉子のことを責めるどころか、心配をしてくれていたと言う。

鍾子は独身なのに既婚者と答え、一方の葉子は既婚者のくせに独身だと嘘をついていたわけで、姉妹でやっていることがあべこべだと葉子は言うのだった。
葉子はそんな優しい風太への気持ちを抑え、風太とは会わない決意をしたのだった。
週末になり、一人でいる時に葉子は電話もメールもしてこないで、と電話で風太に伝える。

「旦那さんに何か言われたの？」と尋ねる風太に葉子は「もう嘘つくの疲れちゃったよ」と涙する。

すると風太は、『わかった、葉子さんの方から連絡くれるまで待ってるから！』と葉子との別れとなるかもしれない辛い気持ちをやせ我慢して堪えるのだった。
電話を終えて葉子が部屋を出ると、そこには賢治が両親とランチにでも行こうという話をしていて、葉子もそれに賛同し、頑張って作った笑顔を見て葉子に微笑み返すのだった。
鐘子の所には、灯里から電話がかかってきて、灯里の店に呼び出される。

灯里は鐘子のメッセージを見たことを言い、なぜ嘘をついたのかを訊ねる。

鐘子はとっさについてしまった嘘で、これ以上嘘はつきたくないから、丈に謝りたいとだけ灯里に伝える。
その日の夜、丈は灯里の家に帰って来る。

灯里が病気のこと聞いたから、スペインの病院に手術を受けに一緒に帰ろう、と言う。

すると、丈はもし手術が上手くいかなかったら死ぬかもしれないのが怖いんだ、だから気持ちが吹っ切れないんだと告白する。

灯里は丈を抱きしめたあと、鐘子が独身であることを伝え、丈が死んだら鐘子は独りぼっちになってしまうんだ、だから手術を受けようと丈を励ますのだった。
その夜。丈の元には一之瀬先生が訪れる。一之瀬は丈の許可を得ず、灯里に病気の事を話してしまったことを謝りにきたのだった。

丈はスペインで手術を受ける決心をしたと一之瀬に告げる。

一之瀬は鐘子のために生きようと決意したんだね、と笑顔で話した。

しかし、丈はもし手術が失敗し、自分にもしものことがあったことを考えると、と言い、鐘子を悲しませたくないから、病気のことは鐘子に告げないでスペインに渡ることにしたのだった。
丈はスペイン出発の前日、丈は鐘子を呼び出す。

鐘子は見栄を張って、既婚者だと嘘をついてしまったことを謝る。

何もない自分に自信がもてなくて、丈に対し嘘を重ねてしまってことを悔やみながらも、その嘘のおかげで丈のような素敵な人と恋ができて良かったと涙し、「あなたが大好き」と告白をする。

しかし、丈は既婚者と不倫することで、後腐れなく遊ぶのにちょうどよかったから声をかけただけだから、もう終わりにしようと言って鐘子の元を去って行く。

それはもちろん丈の鍾子に対する気遣いだった。

背を向けて離れていく２人はともに相手に見せないように涙を流しながら別れ、その後丈は一人スペインへ手術を受けるために旅立っていくのだった。

第8話ここまで。

ドラマ『擬装不倫』第8話が終了しました。

第2話から、ずうっと続いていた正直に「自分は独身なの」と言えない鍾子に私たち夫婦は少々イライラしながら見続けていましたが、やっと正直に言う事ができましたね（笑）。

いや、どうでもいいけど引っ張り過ぎだった気がするんですけどね。うちの奥さんは、主人公である鍾子の恋の行く末よりも、風太を交えた葉子と賢治夫妻の方が気になっているようです。

ここまで葉子と賢治の関係は、賢治にとっては「まさかうちの奥さんが？」という気持ちから、どんどんと疑惑に確証を持ってしまわざるを得ないことになり、それをなんとか自分の中で「勘違い」にしようとしての葛藤があったような、いわゆる“嘘であってくれ”という気持ちがあったんだと思います。

あの現場を目撃してしまった状況で、踵を返して去って行ったのは、「これ以上真実を見ていたくない！」という気持ちの表れのような気がします。

そうするとやっぱり一番“クズ”っぽいのって葉子になってしまうんですよね？

風太に電話で別れを告げた葉子ですが、ただ単に今の暮らしを手放したくないという気持ちと、「世間体」というものに縛られているような、そんな気がします。

それが良いか悪いか？と言う事ではなく、見ていても一番腹の立つのが葉子だと言う事ですね。

それに対して風太に別れを告げた後に家族の所に戻っていって一緒にランチ行こうと葉子が言った事に対し、賢治が向けた笑顔はとてもやさしさがあったことと、これ以上おかしくならないようになったのでは？という安堵の表情だったような気がして、そうすると賢治が葉子に対して本当に愛情ないって言えるの？という考えが占められてしまいました。

あの時の優しい表情を見ると、賢治は実はそんなに悪い夫じゃないではないか？と思うようになりました。

ただただ、自分の子どもを産んでくれ、仕事をしっかりこなす自立した知的な女性と結婚したかったのではないか？と思えるし、そうだからと言って葉子に対し葉子が言うように愛情が無いような感じも見受けられなかったのですがね。

うちの奥さん曰く、「一番悪いのは不倫をした葉子」、これは変わらない感想のようですし、確かにこのドラマの中で観ていても罪は重いと感じますね。

最初、賢治が冷徹な人間にしか見えなかったのですが、回を重ねるたびにその印象は覆ってきています。

一番最初に、不倫はいけません。これは動かしようのない事実なのでしょう。

結婚してみて結婚生活に幻滅するのは自由ですが、恋人を作って不倫することは、ただの現実逃避であり、どんなに正当化しても不倫というものである以上変わらないのではないかという気もしました。

今回見ていて、一番可哀想なのは風太ではないか？という気もしていますね。（うちの奥さんは風太の印象が一番変わっているようです）

なんらかの形で彼をこの不幸から救ってあげて欲しいと願います！

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今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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